簿記は世界的に使われている、りっぱな資格ですが、じゃあ実際に何級を持っていればいいのかという疑問にたどり着くはずです。
実務レベルではどれくらいの級が、就職や転職ではどの級が必要なのか。
実際にすべて体験した私がお話ししますので、参考にしてみてください。
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簿記はぶっちゃけ実務で何級から使えるの?
世の中には、いろんな資格がありますが、使えると認識されるのはだいたい2級からです。
FPも英検もです。
しかし、唯一3級が使えると認識されているのが日商簿記です。
なぜなら、日商簿記3級だけは履歴書に書いてもいいとされているからです。
日商簿記3級は、中小企業の一般的な経理に携わることができると判断できるため、使えるのかという基準で言えば3級からです。
日商簿記には3級の下に初級がありますが、さすがに履歴書には書けません。
就職や転職では簿記は何級から使えるの?
もし、就職や転職で簿記の資格をアピールするなら日商簿記2級は最低でも取得しておいてください。
3級でもいいですが、やっぱり他のライバルも3級を取得しているのでそういう場合は2級を持っておくべきですよね?
2級も難関ではありませんが、3級に比べると1段階難しいですし、努力できる人だと想定できるため採用されやすくはなりますよ。
とくに、転職で経理関係の職に就きたい場合は日商簿記2級は必須だと思ってください。
また、面接場所によっては簿記の軽いテストを受けさせられる場合がありますので、2級を持っていれば有利です。
簿記は1級を持っていれば使えるの?
日商簿記の超難関と言えば1級ですよね・・・。
1級の合格率は10%と、他の資格と比べてもかなり難関で上位に位置します。
1級に合格する人は、とてつもなく努力したか才能の塊ですが、実務では使えるのでしょうか。
ぶっちゃけ言うと、中小企業レベルの会計では簿記1級は使わないと考えるべきです。
日商簿記1級は大企業レベル向け、税理士の前段階の資格だからです。
将来的に大企業で働きたい、会計事務所で働きたい場合は日商簿記1級があれば有利ですし税理士や公認会計士への入り口としては有効な資格です。
逆に中小企業で日商簿記1級だとオーバースペック感がすごいので、逆に採用されないかもしれません。
簿記は2級を取得しておけば使える
トータルで考えた時に、日商簿記3級と2級を持っておけば、実務や就職・転職活動で使えます。
ただし、経理関係に関しては資格ではなく実務経験が全てなので、なるべく入社できたらしっかり経験を積んでおくべきですね。
あくまで資格は、就職時の基準になるものと、実務である程度簿記を知っているということだけですから。
TOEICが満点だったとしても、英会話ができない人が多いのと同じことですよ。
簿記を取得するためには何をするべき?
簿記に合格するなら、一にも二にも勉強です。
ただし、流れ作業で覚えられる資格ではないため、真面目に勉強しないといけません。
もしあなたが学生であればゆっくり勉強すればいいですが、社会人の場合はそうもいきませんよね。
転職で簿記が必要、独立するために必要などいろいろな事情があると思います。
どちらにせよ、ダラダラと勉強していてはモチベーションが下がりますし、受かるものも受かりません。
できれば短期決戦で合格をつかみ取るようにしてください。
その方法として、通学や通信講座の活用をおすすめします。
時間はお金にかえられませんので、多少費用がかかっても確実に合格を狙っていくべきですよ。
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まとめ
簿記は全業界で役立つオールマイティな資格とあって、常に人気ランキング上位に入っていいます。
ですが、わりと難しい資格なので独学慣れしていない人はちょっとしんどいと思います。
もし、これから簿記が必要だろうとお考えであれば、通信通学講座の活用をご検討ください。