MOS試験とは、正式名称はMicrosoft Office Specialist(マイクロソフトスペシャリスト)です。
マイクロソフト社が認定する検定試験で、同社のoffice製品をどの程度操作できるかスキルを図ることができます。
パソコンスキルを証明するもので、これまでに500万人以上が受験した人気の資格です。
今回MOSの試験の難易度や合格率、最短で合格する方法を紹介しますので、ぜひ受験を検討されている方は、参考にしてみて下さい。
タカ
MOSスペシャリストExcell2007、Word2007合格
日商簿記3級合格、職業訓練校と専門学校で講師を6年経験。講師の経験から資格を最短で合格できる方法を知っている。
※資格を持った方に記事を作成していただいております。
Contents
MOSの資格難易度はどれくらい?
MOSの難易度は、他のビジネス系の試験に比べると易しい方と言えます。
合格のラインを超えるための目安の学習時間は、一般レベルの試験で約40時間~80時間と言われています。
MOS試験はソフトの種類やバージョン、そしてレベルが分けられており、レベルによって難易度は変わってきます。
レベルは一般レベルと上級レベルの2段階に設定されています。
大まかな認識としては、一般レベルより難しい試験が上級レベルです。
一般レベルは一般的にソフトを操作できるスキルを認定しますが、パソコン初心者からでも十分合格を狙うことは可能です。
上級レベルは、一般レベルより高度なスキルが求められ、職種によっては日常業務では使用しないであろうマクロなどの知識が必要になりますので、より専門性の高い試験です。
Word(文書作成ソフト) | Word2016・2019・365 |
Word2016・2019エキスパート | |
Excel(表計算ソフト) | Excel2016・2019・365 |
Excel2016・2019エキスパート | |
PowerPoint(プレゼンテーションソフト) | PowerPoint2016・2019・365 |
Access(データベース管理ソフト) | Access2016 |
Access2019エキスパート | |
Outlook(電子メール・情報管理ソフト) | Outlook2016・2019 |
MOSは種類やバージョンによって難易度は違うの?
MOS検定は、パソコンを使用した実技試験です。
パソコンの初心者や、操作スキルがそんなに高くないという方は、一般レベルをまずは受験しましょう。
また、パソコンスキルが高く転職など考えている方であれば、自己アピールのためにも上級レベルをおすすめします。
一般レベル
一般レベルに求められるスキルは、例えばWordであればページの設定やインデント設定などの文章を作成する上で、良く使用する操作を問われた問題が出題されます。
上級レベル
上級レベルは、基本操作が出来るスキルがあることが前提の問題が出題されます。
例えば、Excelであればマクロやデータの管理など高度な操作のスキルがあるかを問われます。
バージョン(2016・2019・365)
各ソフトによって実施しているバージョンが違いますので、注意が必要です。
また、各バージョンで操作方法が異なります。
バージョンによって難易度が大きく異なることはありません。
MOSの平均的な合格率は?
MOSは合格率を発表していませんので、正式な合格率はわかりません。
ただ、合格率はとても高い検定試験で、
一般レベルで80%
上級レベルで60%
程度と言われています。
日商簿記の合格率が、40%~50%と言われていますので、他のビジネス系資格より合格率は高いです。
合格ラインについては、1,000点満点中の650~850点程度と言われています。
試験を受け終えた後にすぐ合否が分かるようになっています。
MOSは2019と365のどちらがいいの?
MOS2019と365どちらを受けた方が良いのか迷われる方もいると思いますが、結論は自分に合ったバージョンがおすすめです。
365は、昨年検定が開始された最新のバージョンですので、こだわりがなければより新しい365がおすすめです。
しかし、2019バージョンを持っていて慣れているのであれば2019で学習された方が良いでしょう。
どちらを取得しても評価が分かれる試験ではありませんので、自分に合ったバージョンを選択したほうが短期間での合格が実現する可能性が高いです。
これからソフトを始めて触る方は最新バージョンの365が良いです。
MOSスペシャリスト「マスター・アソシエイト・エキスパート」の取得は難しい?
MOS検定では、MOS Master・MOS Associate・MOS Expertという称号があります。
この称号は独自の試験があるわけではなく、ある条件を満たせば与えられるようになっており、マイクロソフト社から認定証が発行されます。
MOS Master
MOSマスターは2016バージョンのみで取得できる称号です。
必須3科目+選択1科目を合格すると取得できます。
必須3科目…(Wordエキスパート、Excelエキスパート、PowerPoint)
選択1科目(Access、Outlookどちらか一つ)
MOS Associate
MOS Associateは2019・365バージョンそれぞれで認定されます。
認定条件は、必須科目はなく、Excel・Word・PowerPoint・Outlookのうち三科目を取ることが条件です。
MOS Expert
MOS Expertは、2019・365バージョンそれぞれで認定されます。
MOS ExpertはMOS Associateを取得していることが前提で、新たに選択科目のうち2つ取得することで称号が与えられます。
MOS Associate+選択2科目
選択科目は2019と365バージョンで異なります。2019…Word2019
※MOS AssociateとMOS Expertに関しては、2019と365と異なるバージョンが混在しての取得でも称号が与えられる場合があります。
また、一度に基準を全部合格する必要はありませんので、数回のテストに分けて称号の取得を目指しましょう。
MOSを最短で合格するためにやるべきこと
MOSの対策学習は独学でも十分可能と言われています。
試験対策学習教材も充実していますので、テキストとパソコンがあれば、すぐに学習することができます。
しかし、仕事をしている方などは、なかなか学習時間をとることも難しいですし、なによりも独学では、モチベーションの持続が困難な場合もあります。
学習方法は、独学の他にパソコンスクールや通信講座があります。
・仕事をしているため、パソコンスクールに通う時間がとれない
・一人だとサボってしまうので、モチベーションが上がらない
・自分のペースで学習したい
もし、上の項目に当てはまれば通信講座をおすすめします。
通信講座の特徴をまとめてみました。
・独学より費用がかかる
・カリキュラムが組める
・短期間の合格を実現できるノウハウがある
・わからないことも質問に答えてくれる
独学に比べて一番の違いは、多数の合格者を輩出しているので、合格のノウハウを持っています。
数多くの通信講座でMOS対策講座が実施されていま。
講座により価格が異なる上に、サービスも変わりますので、しっかりと検討しましょう。
講座によってはキャンペーンが開催されており、期間中に申し込むと値下げされるパッケージも用意されていますので、そちらを活用するのもおすすめです。
また、1科目だけでなくまとめて数科目受講するとお得になる場合もあります。
まとめ
今回はMOSの難易度と最短合格に関して解説しました。
MOSはバージョンやレベルごとに試験の内容が変わりますが、他のビジネス系の試験の合格率に比べると非常に高いです。
一般レベルに関しては、正式な合格率は非公開ながら80%を超えている可能性もあります。
効率よく合格をするためにも、計画を立てて学習しましょう。
計画の立て方が分からない方や、独学に不安を感じる方は通信講座をおすすめしますので、ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。