ファイナンシャルプランナーの資格って、とても人気がありますよね。
でも、人気とは裏腹に「意味がない」という意見もあるそうです。
極端な例かもしれませんが、弁護士免許を取得しても意味ないという人もいるくらいですから、ファイナンシャルプランナーがそう思われても仕方のないことかもしれませんね。
そこで今回は、ファイナンシャルプランナーが意味のない理由は実際はどうなのかについてお話ししますね。
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ファイナンシャルプランナーは意味ないの?
まず、ファイナンシャルプランナーが意味ないとなると、全部の資格に意味がなくなります。
たしかに、日本では意味の分からない資格がたくさんあるのは事実です。
無料で合格率100%の資格なんて、本当に意味があるのかないのかでいえば、意味ないですよね。
逆に、日本でも最高難易度を誇る弁護士を取得しても、意味がない!という人もいます。
弁護士は取得しただけではお金が入ってこないですし、法科大学の影響もあり飽和状態だからです。
もっと難易度の低いファイナンシャルプランナーのことを考えれば、意味がないと考える人がいるのもうなずけますね。
ファイナンシャルプランナーは意味がないわけではない
どんな資格でもそうですが、ただ取得しただけでは本当に意味がありません。
合格後に、ファイナンシャルプランナーを活用できるのかそうではないのかで、意味が変わります。
例えば、ファイナンシャルプランナーに合格後、資格に関連する業務をしたり、就職や転職活動に活かせたり、はたまた独立したりするのであれば100%意味があります。
勘違いしないてほしいのは、資格だけ取得して自己満で終わらないでほしい、ということなんですよね。
ファイナンシャルプランナーが意味ないと言われている理由は?
ファイナンシャルプランナーの3級や2級は、比較的合格率が高いので、意味がないと言われています。
では、実際に、どのようなことで意味がないと言われているのでしょうか。
就職先や転職先は資格ではなく実力主義
ファイナンシャルプランナーの資格を取得すると、不動産や保険関連の仕事に就くケースが多いはずです。
しかし、不動産も保険も営業職であれば完全実力主義です。
ファイナンシャルプランナーの資格を持っていようが持っていまいようが関係ありません。
採用そのものはされやすくなるかもしれませんが、実務は違います。
職場にもよりますが、不動産や保険はかなり数字に厳しいので、できない人はドロップアウトするしかありません。
2級までは難易度が低いので意味がない
ファイナンシャルプランナーの3級や2級は合格率が決して低くはないため、ある意味、少しの努力で取れてしまうものです。
ファイナンシャルプランナーに限らずですが、どんな資格も簡単に取れるものは意味がありません。
たとえば、比較して申し訳ありませんが、漢字検定3級や英語検定3級を持っていたからすごい、とはならないですよね。
ファイナンシャルプランナーで意味を持つのは1級だけと考えておくべきです。
ファイナンシャルプランナー1級の合格率は10%前後ですから、かなりの難関で意味があります。
仕事ではあまり使えない
ファイナンシャルプランナーの資格を取っても、仕事で100%使うかと言えばそうではありません。
例えば不動産や保険関連であれば、まずは顧客獲得が最優先ですから、ファイナンシャルプランナーの知識を活かす場面がまったくありません。
もちろん、顧客獲得後はサービスや商品の説明をしますが、それが資格の勉強を活かせるのかといえば怪しいです。
あくまで顧客獲得ができて、サービスの案内ができてはじめて、ファイナンシャルプランナーの資格が役に立つ可能性がある、ということです。
ファイナンシャルプランナーが収入に直結するわけではない
会社によっては、資格手当というものが設定されています。
たしかに、ファイナンシャルプランナーの資格があれば手当としていくらかがもらえる可能性はあります。
しかし、ファイナンシャルプランナー1級以外だと、手当として考えてくれない会社が多いです。
当然、年収が大幅アップなんてことは100%ありえないので、期待をするべきではありません。
資格がなくても仕事はできる
ぶっちゃけですが、ファイナンシャルプランナーの資格がなくても不動産や保険業界で働けます。
仮に不動産なら宅建などの資格が重宝されやすい傾向にあります。
また、資格がなくてもファイナンシャルプランナーと名乗るのは自由です。
ファイナンシャルプランナーは資格も大切だが経験と実力が大切!
ファイナンシャルプランナーに限った話ではないですが、資格よりも経験と実力が大切なのはどの会社も同じです。
例えば、
・ファイナンシャルプランナー1級を持っているが実務経験なし
・ファイナンシャルプランナーの資格はないが実務経験10年
であれば、後者の10年の人を採用したくなります。
資格はあくまで補助的な役割ですから、弁護士や公認会計士、社会保険労務士などの難関資格とはまったく別物だと考えておきましょう。
ファイナンシャルプランナーの資格は結局不要なの?
これまでは、ファイナンシャルプランナーの資格は意味がない、経験や実力が大切とお伝えしてきました。
だったらファイナンシャルプランナーの資格そのものが不要なのでは?と思うのは仕方ありません。
ただし、ファイナンシャルプランナーの資格そのものは意味があるから受験する人が多いわけです。
毎年10万人前後がファイナンシャルプランナーを受験しているため、意味がないわけがありませんよね。
ファイナンシャルプランナーの資格を取得することで、
・自分に自信が持てる
・仕事に活かせる可能性がある
・就職や転職で有利になる
・独立時に役立つ
など、多くの期待があるからです。
ファイナンシャルプランナーの資格は意味がある理由
ファイナンシャルプランナーは受験者が多いゆえに、しっかり意味のあるものだと認識されています。
やはりファイナンシャルプランナーの受験範囲は広く、例えば、
・年金と税金
・ローンとカード
・投資信託
・生命保険
・不動産賃貸
・贈与と税金
・住民税
・税制
等が該当します。
仮に仕事に活かせなくても、私たちの生活で大きく関わってくる内容ではありませんか?
つまり、プライベートのお金関連でかなり役に立つというわけです。
ファイナンシャルプランナーの知識を活かせば、お金の無駄をなくし、将来必要なお金を計算してどれだけ残しておけばいいのかも理解できます。
これって、めちゃめちゃ大切なことですよね。
最近だと、何も考えずに高額なローンを組んだり、予想外な出費がでたりで老後が苦しくなることも考えられます。
これらはファイナンシャルプランナーの知識があれば回避できませんか。
まとめ
ファイナンシャルプランナーは3級や2級の難易度が低いため、意味がないという声が少なからずあります。
しかし、それはファイナンシャルプランナーに関係なくどの資格でも言えることです。
まずは、ファイナンシャルプランナーを取得してどうなりたいのか、どう活かせるのかが重要ではないでしょうか。
ファイナンシャルプランナーに限って言えば、自分や家族の将来の資産運用やライフプランが立てられますので、ものすごく役に立つ資格ですよ。