今、働き方改革が浸透してきており、どの会社でも副業を認めるようになってきましたよね。
かくいう私も、会社員時代は副業をしており簿記の知識がかなり役立った記憶があります。
今回は、どの副業で簿記が役に立つのか、なぜおすすめなのかをお話しします。
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簿記は副業で使える資格?
簿記で副業と言うワードは、2つの意味があると思います。
ひとつは、副業で簿記の仕事ができるのか、もうひとつは、副業するにあたり簿記は役立つのかです。
副業で簿記の仕事
副業で簿記の仕事があるのかどうかですが、ほぼないと言ってもいいです。
記帳代行というサービスは昔からありますが、資格だけしかない人は仕事がもらえません。
なぜなら、会計は資格よりも経験が重要だからです。
仮に日商簿記2級を持っていても実務経験がなければ無理です。
ある程度じっくり教えないと対応できないため、副業では難しいんですよね。
今はテレワークが流行しているので、求人自体はあるといえばありますが。
しかも副業と言う短い時間でしか仕事ができないため、採用されるのはかなりレアだと思っていてください。
副業するにあたり募金が使えるのか
もうひとつの、副業するにあたり簿記は使えるのかどうかですが、仕事内容によります。
たとえば、副業が飲食店でホールやキッチンとして働くなら簿記はまったく意味がありません。
パソコンなどで自分で仕事を受注するのであれば、簿記はとんでもなく役立ちます。
簿記が在宅ワークでおすすめな理由は?
今はパソコンひとつで、仕事が受注できるような時代になりましたよね。
そういうこともあり、副業でデザインやライティング、HP制作などの仕事を個人で受注するケースが増えてきています。
もちろん、軌道に乗ってくれば売上も経費もでてくるわけですが、その処理はどうするのかを知っていますか?
売上はそこまでないし、処理なんて面倒だからスルーしよう、という考えだとあとでとんでもないしっぺ返しがきますよ。
もし、簿記の知識があれば売上や経費を適切に処理できるため、最終的にどれくらいの売上なのか、経費はどれだけ使ったのかを完成させ、書類一式を税務署に届けます。
最終的に、副業で得た売上に対して税金をいくら払う、ということをしなければならないんですよね。
簿記の知識がなければめちゃめちゃ苦労しますし、あればやることは理解できます。
在宅ワークで簿記を無視して売上を作り続けた場合
正直、副業で実務をしながら会計処理をするのは、かなり面倒です。
だからといって経理処理を無視すれば脱税となり、罪に問われるばかりか重加算税などの重い税金の支払い催促がやってきます。
これらは破産などでは対応できないため、自分で副業をするのであれば簿記や会計は絶対に無視できません。
ですから、もし今自分で仕事をしている、将来的に在宅ワークで副業を検討している場合は簿記の取得を考えてください。
在宅ワークで簿記を無視していいケースは?
もし、副業で売上から経費を引いた額が年間(1月1日~12月31日まで)20万円を下回る場合は、確定申告はしなくてもいいです。
つまり、簿記も経理処理も必要ありません。
仮に、副業をはじめたのが12月だった場合なんとなく売上が予想できるので無視してもいいかもしれません。
ただし、5月や6月くらいに副業をはじめ鳴かず飛ばずだったが、9月や10月のタイミングで売上が伸びる可能性はありますよね。
5月や6月に売上や経費をフル無視してしまうと、処理ができなくなるため、年間20万円以下の所得でもとりあえず経理処理はしておくべきですよ。
副業しながら簿記の取得は難しい?
副業ということは、本業もあってのことですよね。
つまり、本業+副業+資格の勉強をしなければならないので、現実的にかなり厳しいかと思われます。
個人的には、副業をすると決まっているのであれば、仕事がはじまるまえに一気に簿記の資格勉強をするべきです。
日商簿記3級では100時間ほど、日商簿記2級なら300時間以上の勉強時間は要しますので副業しながらの資格取得はムリだと思いませんか?
日商簿記3級はなんとかいけても、2級は普通に考えて無理です。
長期間の勉強はモチベーションが続きませんし、副業の効率も下がります。
まとめ
在宅ワークをするにあたり、確実に必要になってくるのは簿記の知識です。
ある程度の売上を作っているのであれば、会計処理をしなければならないため、簿記は勉強しておくべきです。
ただし、簿記は難易度が高いため、できれば通信講座などのノウハウが詰まった方法を選択しましょう。