これから色彩検定2級の受験を検討している場合、どれくらいの合格率なのか、そもそも独学は可能なのかを知りたいのではないでしょうか。
できれば短時間で費用をかけずに合格したいですよね。
そこで今回は、色彩検定2級に1発合格した私が解説しますので参考にしてみてください。
Contents
色彩検定2級の合格率は?
結論から言いますと、色彩検定2級の合格率は高いです。
なぜなら、平均合格率は77%くらいあるからです。
10人中8人くらいは合格するイメージですから、難関資格ではありません。
色彩検定2級の合格率の推移をチェック
開催回 | 合格率 |
---|---|
2021年 | 76.8% |
2020年 | 76.3% |
2019年 | 74.4% |
2018年 | 74.9% |
2017年 | 73.6% |
どの開催年も、色彩検定2級の合格率は70%以上ありますよね。
他の資格の2級と比べても、かなり合格率は高いです。
むしろ、普通に勉強すれば1発で合格するのは間違いありません。
色彩検定2級は独学が可能?
色彩検定2級は十分に独学が可能ですし、合格が狙えます。
ただし、人によっては勉強の仕方が分からない、忙しくて効率よくできない、という場合は、最低でも通信講座は利用するべきですよ。
また、今まで資格を取ったことがない人は、もしかしたら10人のうちの2人、つまり不合格者にエントリーとなるかもしれないので、念には念をもって通信講座をおすすめしますよ。
と言いますのも、色彩検定2級の試験は年に2回しかないため、不合格になるとさらに半年待たないといけません。
普通にモチベーションが低下して、次回は受験すらしないことにもなるので、できれば1発合格を目標にしてください。
色彩検定2級の試験はどんな出題範囲なの?
色彩検定2級は、マークシート方式、一部記述式の試験となっています。
試験の内容は、以下の通りです。
色のUD、光と色、色の表示、色彩心理、配色イメージ、ビジュアル、ファッション、インテリア、景観色彩など。3級の内容に加え、以上のような基本的な事柄を理解し、技能を持っている。
引用:色彩検定
マークシート方式なので、まったく難しくはなく、しっかりテキストと問題集を繰り返していけば合格ラインには届きます。
細かい主題範囲は以下の通りです。
カテゴリ | 詳細 |
---|---|
色のユニバーサルデザイン | 色のはたらき 色のユニバーサルデザイン 色覚説 |
光と色 | 光の性質と色 視覚系の構造と色 照明 |
色の表示 | マンセル表色系 |
色彩心理 | 色の視覚効果 色の心理効果 |
色彩調和 | 色彩調和 自然の秩序からの色彩調和 自然から学ぶ配色 配色技法 |
配色イメージ | イメージ別配色法 |
ビジュアル | ビジュアルデザインの色彩 メディアデザインの色彩 |
ファッション | ファッションの色彩と配色 |
インテリア | 住空間のインテリアとは 住空間のインテリアカラーコーディネーション 住空間におけるインテリアの配色構成 インテリアスタイルと色彩 |
景観色彩 | 景観と色彩 地域の気候風土がつくりだす景観色彩 景観色彩における色彩の基礎知識 生活環境における景観色彩設計 |
慣用色名 | 慣用色名 |
色彩検定2級の合格基準は?
色彩検定2級の合格基準は、満点の70%前後となっており、難易度によって多少変動します。
つまり、70点以上とっておけば合格の可能性は高いと言うことですよね。
70点ってハードルが高いように見えますが、合格率から考えると決してそうではありません。
級 | 合格率 |
---|---|
UC級 | 89.7% |
3級 | 76.8% |
2級 | 77.9% |
1級 | 52.7% |
色彩検定1級だけは少し難しくなっており、合格率は52%で推移しています。
ですが、2人に1人は合格するレベルですから、こちらも難関資格ではありません。
色彩検定2級の前に3級を受験するべき?
色彩検定は級に関係なく誰でも受験が可能です。
つまり、いきなり2級や1級を受験してもいいというわけです。
もし、色彩に関する基礎知識から知りたい、とのことであれば3級やUC級から受験するのもありですが、2級の資格が欲しい、就職や転職活動の履歴書重視なら、いきなり2級や1級にチャレンジしてもいいですよ。
まとめ
色彩検定2級は、色の資格でもっとも知名度がありますが、難易度は高くないので合格を目指せる資格です。
基本的には独学でもできますが、忙しい社会人であれば時短のためにも通信講座を使って効率よく合格を狙っていきましょう。
色彩検定2級に合格すれば、また他の色の資格を目指して行けば、カラーのスペシャリストとして各方面で活躍できますよ。