経理関係の資格を取得したい、1級の資格が欲しい!とお考えの人は多いはずです。
なぜなら、どんな資格でも1級は見栄えが良いですし履歴書も花が咲くからです。
そこで注目されているのが、全経計算実務検定1級です。
Contents
全経計算実務能力検定とは?
全経計算実務検定とは、全国経理教育協会が主催している計算系の資格です。
全経と言えば、全経簿記が有名ですよね。
全経計算実務検定は、簿記ほど知名度はありませんが、計算力が試される試験のため将来役立つ意味のあるものだと考えています。
全経経計算実務検定は、電卓を使って以下の計算を行います。
帳票計算:精算表、棚卸表、固定資産台帳、入出金伝票
商業計算:比率、製造原価、利益処分、有価証券、株式、福利、年金、年割賦、積立金、減価償却
ただの計算ではなく、リアルに会社で使えるような計算が出題されます。
経理職に興味がある人は、ぜひとも受験してほしいですね。
全経計算実務能力検定1級は履歴書に書ける?
結論から言いますと、全経計算実務検定1級は履歴書に書けます。
と言いますが、どんな資格でも1級はさすがに記載するべきです。
なぜなら、1級はその資格のトップだからでです。
ある程度努力しないと1級は取得できませんよね。
そういう意味でも、全経経計算実務検定1級に合格したのであれば、堂々と履歴書に書いてください。
むしろ、書かないことに不利益があるので、せっかく取得した資格はどんどんアピールしてくださいね。
全経経計算実務能力検定1級の合格率は?
実は、全経経計算実務1級は毎回100~200人くらいの受験者がいますが、割とマニアックですよね。
たとえば、同じ全経簿記なら全級合わせて毎回1万人以上受験されていますが、全経経計算実務は2000人いくか行かないかくらいです。
全経経計算実務1級の合格率は、およそ50%ほどと1級にしては高めですのでねらい目です。
開催回 | 合格率 |
---|---|
117 | 42.70% |
116 | 39.81% |
115 | 54.64% |
114 | 55.21% |
113 | 53.47% |
112 | 50.88% |
少し面白い話をしますと、
・全経経計算実務3級の合格率は55%ほど
・全経経計算実務2級の合格率は75%ほど
・全経経計算実務1級の合格率は50%ほど
なぜか2級だけ合格率が高くて、3級が難しくなっています。
回によっては1級よりも3級のほうが合格率が低くなる場合も。
こんな資格ほかにはないと思います。
そもそも、1級の受験者は回によって60人くらいになるため、その影響があるのかもしれませんね。
でも2級だけ易しいのが謎です。
全経経計算実務能力検定1級の勉強法
全経経計算実務能力検定1級の勉強法は、ひたすら問題集を解きまくることです。
こういう系の資格は、繰り返し作業をして頭で覚えていくのが最短のやりかたです。
やはりマイナーな資格のためか、通信講座はありません。
何度も何度も問題集を繰り返せば確実に合格できる水準まで持ってこれます。
あとは数字の間違いをしないよう、試験当日は落ち着いてくださいね。
意外に余裕ぶっているが、試験の緊張で数字間違いにより不合格なんてこともあるので・・・。
全経経計算実務能力検定1級に合格したら
全経経計算実務能力検定1級を受験した、ということは、将来経理の仕事がしたい、独立したいとお考えかもしれません。
でしたら、日商簿記の受験をおすすめします。
簿記は全経もありますが、やはり知名度は日商簿記が有利ですし難易度も高いです。
履歴書には唯一書ける3級として、日商簿記があげられるくらいですから、まだ合格していない人はチャレンジしてほしいです。
全経経計算実務能力検定1級よりも、日商簿記3級のほうが難しいですが、合格した実力があるのでしたら大丈夫です。
まとめ
社会に出て計算を極めたい、経理や独立により会計を学びたいのであれば全経経計算実務能力検定1級の受験をおすすめしています。
独学でも充分に対応可能ですから、しっかり問題集を繰り返しやっていけば合格ラインには達するはずです。
また、個人的には全経経計算実務能力検定2級からスタートして1級を受けるのもいいのではないでしょうか。