マーケティングってすごい大切ですよね。
なぜなら、売上を獲得するため認知度を高めるために行うものだからです。
例えば、市場調査や分析、企画、開発、販売、そして宣伝などがマーケティングだからです。
マーケティングなくして事業の成功はない、ということですね。
私自身も業界的にマーケティング(調査)は常日ごろ行っているため、重要性を理解しています。
そこで今回は、マーケティングの資格についてお話ししますので参考にしてみてください。
Contents
Webマーケティングにおすすめの資格
Web業界で働いている人、これから働く人は、Webに関連する資格があると、就職や転職に有利になるだけではなく、自社サイトや顧客サイトを見てベストな提案ができるようになります。
Web解析士
Web業界で知名度のある資格が、Web解析士です。
Web解析士とは、インターネットのデータを読み取り、正しい判断をするために作られた資格です。
学習内容に、事業戦略とマーケティング解析、ウェブサイトの解析、レポーティングなどがあるため、まさにマーケティング専門の資格だと言えます。
主催 | 一般社団法人ウェブ解析士協会 |
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級 | Web解析士 上級Web解析士 Web解析士マスター |
難易度 | Web解析士:易 上級Web解析士:易 Web解析士マスター:超難 |
合格率 | Web解析士:94% 上級Web解析士:80% Web解析士マスター:10% |
受験料 | Web解析士:22,000円 上級Web解析士:88,000円 Web解析士マスター:220,000円 |
公式サイトによると、上級Web解析士の勉強時間は40時間程度とされていますので、そこまで難しくはないと想定できます。
ただ、マスターの合格率は10%未満とのことで、難関資格となっています。
Googleアナリティクス個人認定資格
Googleアナリティクス個人認定資格は、Googleが提供する企業サイトや個人ブログのアクセス解析ができるツールです。
アナリティクスを理解しているのか、正しく使えるのかを判断する指標として個人認定資格が用意されています。
受験料は一切かかりませんので、誰でもチャレンジが可能です。
主催 | |
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級 | なし |
難易度 | 易 |
合格率 | 非公開 |
受験料 | 無料 |
Googleで受験できるアナリティクス個人認定資格は何度でもチャレンジできますので、合格率は不明です。
事前に1.3時間の受講修了が必要で、その内容をもとに選択問題に答えていくだけなので、理解をすれば合格できるレベルです。
Webアナリスト検定
Webアナリストは、Googleアナリティクスの使い方や分析方法をメインに、市場動向やトレンド感などを理解するための資格です。
Googleアナリティクス個人認定資格は、あくまでツールの内容を理解するだけにとどまりますが、Webアナリスト検定は分析などの実践向きだと考えるべきです。
主催 | 日本Web協会 |
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級 | なし |
難易度 | 易 |
合格率 | 80% |
受験料 | 22,325円 |
受験料はかなり高めに設定されていますが、難易度は比較的易しいので、多くの方に合格できるチャンスがあります。
SEO検定
SEO検定は、SEO協会が主催している民間資格です。
私はこの資格を作った鈴木先生のファンと言いますか、数年前から定期的にセミナーに参加しているくらいです。
SEOならこの人、って言えるくらいの実力者が作った検定ですから信頼度が高いです。
主催 | 一般社団法人SEO協会 |
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級 | 1級~4級 |
難易度 | 4級:易 3級:易 2級:易 1級:易 |
合格率 | 4級:81% 3級:68% 2級:63% 1級:70% |
受験料 | 4級:5,500円 3級:5,500円 2級:6,600円 1級:8,800円 |
SEO検定は、4級から1級までの合格率がかなり高めですから、いきなり1級から受験しても問題ありません。
ただ、1級だけの知識メインになってしまうため、最低でも3級から順番に受験されることをおすすめします。
Google広告認定資格
Google広告認定資格は、その名の通り、Google広告の知識を有しているのかどうかをはかるものです。
Google広告関連の資格は全部で11種類あり、検索広告、ディスプレイ、動画、ショッピングなどなど。
すべて取得すればそれだけ履歴書に記載できますし、Web関連の仕事であれば面接が有利になりそうです。
主催 | |
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級 | なし |
難易度 | 易 |
合格率 | 非公開 |
受験料 | 無料 |
各Google広告の資格は受験費用がかからないので、誰でも利用可能です。
各それぞれ修了が必要ですので、時間はかなりかかります。
分析に使えるマーケティング資格
ここからは、マーケティングにとって必須な分析に使える資格をお伝えしますね。
統計検定
統計検定とは、統計に関する知識を評価する資格です。
データに基づいた判断ができるようになるため、Webマーケティングとしての仕事にプラスアルファで力を与えてくれます。
主催 | 一般財団法人 統計質保証推進協会 |
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級 | 1級から4級 |
難易度 | 4級:易 3級:易 2級:普 準1級:難 1級:難 |
合格率 | 4級:72% 3級:75% 2級:34% 準1級:23% 1級:24% |
受験料 | 4級:5,000円 3級:6,000円 2級:7,000円 準1級:8,000円 1級:10,000円 |
統計検定は、3級までは簡単ですが2級から難しくなり、準1級からは難関資格レベルの難易度になっています。
難易度を考えますと、2級や準1級をもっておくといいでしょう。
データ解析士
データ解析士は、通信講座の多変量解析実務講座というちょっと難しそうな講座を受験して修了すればもらえる資格です。
4カ月ほど時間をかけて受講し、基準点をしっかり認定試験をクリアすることでデータ解析士を名乗れるようになります。
主催 | 一般財団法人 実務教育研究所 |
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級 | なし |
難易度 | 不明 |
合格率 | 不明 |
受験料 | 入学金:5,000円 受講料:49,500円 |
この受講で面白いところは、4カ月内で添削してくれることです。
学習をして質問をし、添削を経て課題合格、そして最後に認定試験を経てデータ解析士になれるため、ほかの資格とはサポートの質が異なります。
対人で使えるマーケティング資格
ここからは対人で使えるマーケティング資格をお伝えしますね。
中小企業診断士
経営関連の超難関資格でもある中小企業診断士です。
中小企業診断士は、中小企業の課題や問題を見つけ、適切にアドバイスを行う最難関の国家資格です。
日本のほとんどは中小企業ですから、この資格さえあれば、経営のアドバイスができるため、最高のマーケティング資格だと言えます。
主催 | 一般社団法人 中小企業診断協会 |
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級 | なし |
難易度 | 超難関 |
合格率 | 4% |
受験料 | 1次試験:14,500円 2次試験:17,800円 |
中小企業診断士は、1次試験と2次試験を受験しなければなりませんが、両方を合わせると合格率は4%ほどと言われています。
もはや弁護士や医師免許並みの難易度ですので、独学での勉強は無謀ではないでしょうか。
販売士
もっとも簡単に合格できるマーケティング資格が販売士です。
販売士はマーケティングの基礎を学び、売り場で発揮できる資格です。
そこまで難易度は高くないですし、知名度がある資格なので初心者はチャレンジするべきです。
主催 | 日本商工会議所 |
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級 | 3級~1級 |
難易度 | 3級:易 2級:易 1級:難 |
合格率 | 3級:60% 2級:50% 1級:20% |
受験料 | 3級:4,200円 2級:5,770円 1級:7,850円 |
3級から2級は店舗担当やマネージメントレベルで、1級は店長レベルとなっており難易度が大きく異なります。
マーケティングの資格は仕事をするなら取得しておくべき?
マーケティングの仕事をする場合、資格はあるべきなのか、面倒だから取得しなくてもいいのかという疑問がわいてきますよね。
結論から言いますと、マーケティングの資格はあってもなくてもかまいません。
ただし、マーケティング資格全般を否定するわけではありませんので勘違いしないでくださいね。
正直、資格のための勉強であって実践向きではないものが経験上多いからです。
私はGoogleAnalytics個人認定資格を取得しましたが、実践ではまったく使い道がありませんでした。
むしろ、目で見たもの体験したものを提供するべきだと考えています。
とは言え、就職や転職時にはマーケティングの資格があるとほかの選考者との比較ができるので持っておいて損はありません。
マーケティングは資格がすべてではなく、経験がすべてと考えておきましょう。
まとめ
マーケティングは、さまざまな職場で活かせるスキルです。
そのためには資格取得がいいのでは?と考えてしまいますが、実務をするうえでは必須ではありません。
マーケティングスキルを伸ばしたいのであれば、実践で課題に向き合い検証し続けることをおすすめします。